万博でのリスクマネジメントの教訓

8月13日、万博に夜間チケットで行ってきました。夜9時になり家に帰ろうとしたら、夢洲の駅前で人が密集し行列がストップ。蒸し暑い行列の中、何事かと思ったら、30分後に「大阪メトロ東西線が運転を見合わせ中、万博会場に戻って下さい」とのみアナウンス。会場内にやっとのことで戻ったら、自動販売機は長蛇の列。大屋根リングの下のベンチの倒れこんで休んでいたら、夜0時前に「夢洲とコスモスクエア間をピストン輸送している」と会場アナウンス、これでは家まで帰れない。聞こえてくるのは救急車のサイレンの音。

日付けが変わり、家族が吉村知事のSNS投稿を見つけ、バスとタクシーを万博会場に呼んでいると知りました。朝まで待ってもよかったが、ベンチでは固くて眠れない。ダメ元で西ゲートに皆で行ってみるとバスが弁天町までは行くらしいが、1時半では終電は終わっている。バスは諦め、タクシーの列にならび、陸の孤島を脱出することができました。タクシー代はかかりましたが、リスク管理について大切な教訓を得ることができました。

①代替交通の準備:7割の来場者が利用する地下鉄以外の交通手段の代替交通手段が不十分であり、コスモスクエアからの迂回ルートがあることもアナウンスがなかった
(メインストリームの流れの代替策は常に用意しておくこと)
②情報の共有化:会場係員に尋ねても断片的な情報しかなく、担当以外のことは全くわからない状況(緊急時には縦割りの組織間、被災者間の情報共有が重要)
③冷静な判断:不完全な情報下でも、緊急時には判断を迫られる(できるだけ情報を集めつつも、表面的な状況にまどわされない冷静な判断が求められる)
④臨機応変な対応:マニュアルにより備蓄水が配られたのは、我々が帰った後だった(緊急・災害時にはマニュアル以上の臨機応変な対応が大切)
⑤来場者・スタッフの助け合い:不運な事柄に出会っても、来場者と会場スタッフの間には助け会いの姿が見られ、混乱を軽減していた。私もドイツ館スタッフからハリボーをもらいました(互助の精神が重要だが、緊急時は公的な救援も必須)